福岡市で占いを手掛ける先生としてこれまで多く寄せられた疑問にお答えしております

生年月日と生まれた時間から、その人の運命の傾向、性格の本質などを観る単なる統計学的占いと思われがちですが、本質的には運命学・人間学の要素を強く秘めています。
よって、いわゆる霊感や経験則は一切関与しません。
あなたの生年月日時から、あなたという存在を形作っている陰陽五行（木・火・土・金・水）の「気」の流れを「干支」を使って図面化したもので先天運（運命）を知り、この世に生を受けてから、年々変化していく陰陽五行との相互作用によって、基本図面がどのように影響を受けるかを論理的に追及し推理していく作業が四柱推命における後天運（運勢）判断です。
基本命題は5行説（木・火・土・金・水）の相生・相剋を読み解く考え方であり、易の「陰陽」の考え方です。
四柱推命は、この「陰陽説」を父とし「五行説」を母として成り立っています。そして、この父母の最も正統な子供が四柱推命学といえると思います。
的中率が非常に高い為、「占いの帝旺」と言われ、２０００年以上も受け継がれてきています。

四柱推命の誕生命式から、いろいろな事がみえてきます

＜恋愛では＞
相手はどんな本質を持った人なのか
自分は結婚相手が見つかるのか
恋愛相手との相性
など

＜仕事なら＞
どんな職種が向いているのか
独立開業に、むいているのか
いつも同じような失敗をしてしまう原因
など

＜上手くいかない人間関係＞

＜子供の教育方針＞
など、いろんな事を占なってみる事ができます
誕生命式は例えるならば、あなたの基本設計図であり、あなたのキャラクター能力・才能と逆境に対する抵抗力の強弱を知るための表式です。

＜誕生命式例＞
生年　癸未 正官　　丁 劫財　衰
生月　壬戌 偏官　　辛 正財　墓
生日　丙午　　　　 丙 比肩　帝旺　
生時　辛卯 正財　　甲 偏印　沐浴
たとえ誕生命式から、みえてきた先天福分が弱く、悪くとも心配する必要はありません。
四柱推命の誕生命式は、あくまでも私達が「生」をうけた、その瞬間のもので、そのような資質をもつ、及び可能性を秘めているとし結末ではありません
この世に「生」を受けた瞬間から大運（10年運）と年運（1年）が誕生命式に変化を加えていきます。そしてその変化による運勢の吉凶を観ていきます
「持って生まれた先天運」を知り、大運・年運により、進むべき方向性を知る事で「我」というものを見つめて、頭の隅においておくことは＜信じる信じない＞は別として、その後の、あなたの事情によってはココロの支えとなりますし羅針盤となると思います

運命学・人間学の側面が強いぶん、四柱推命学の基礎を、しっかりと身につけるには、学問的な理屈は多々ありますが、当スクールでは、四柱推命学を占いとして実践するために必要最小限の用語と考え方を基本に、どなたでも理解して頂ける講習内容になっています
１２回の講座を修了されたら独学で命式を推命していきながら、想像力と直感力・トークテクニックを養い、「易」「風水」などを身に付けていかれれば十分にプロとしてやっていけます

講座（1２回）を修了すれば、人をしっかりと占うテクニックは身につけておられます
占い手法は道具であって、そこから得た暗示をどう表現するかは、あなた自身だという事を忘れずに、「継続は力なり」で看命練習を続けるなかで、自分がプロとしてやっていける自信とトークテクニックを身につけていく事です

疑問点は遠慮なく質問して解決していただければ年齢や性別はまったく上達する障害にはなりません
疑問点を放置しない事が大切です

聖山スクールでは、シフト制の仕事をしておられる方も多いことから、決まった曜日を決めていません。よって休講されても、次回にその分をやりますので、問題ありません。
長期にわたってスクールに来れない場合などはラインなどの通信により遅れた分を受講する事も可能です。

通常講習を修了されれば、四柱推命の基礎的手法を使って、身近な方やタレントさんなどのパーソナリティー・先天運・後天運を占う事はできます
ただし、スクールでは四柱推命の占い手順はお教えできても、星や五行などの意味する事を覚え、使いこなす事は、ご自身が推命作業を継続していくなかで徐々に頭にしみこませていくしかありません
よって初めから、いろんなことについて占なおうとすると時間がかかりますし、逆に推命作業が嫌になってしまうので注意してください

確かに生時が不明ですと、占い結果の精度が落ちるのは避けられませんが、命式を推命していくのに最も重要な箇所は生月・生日です。よってその箇所をしっかりと読み解き、それに生年の意味する事が理解できれば、後は大運を知る事で十分対処できると考えます

周朝廷時代に貴族を中心に行われた占い結果の是非は毎年検討され、その過程で六十四卦の組織と卦名が確定し、それに今まで集積された占い結果の是非の結果を各卦各爻に、その箇所にふさわしいものをそれぞれ配当し易経占い（周易）の原型が出来上がりました
その後、周期～春秋期に、この原型が知識階層に普及し、占い結果の検討と一般化が急速に進み、現在の易占いの概念が確立し、六十四卦と三百八十四爻の基礎が出来上がりました
易占いは、この六十四卦、三百八十四爻に占い結果を求めるのですが、これは唯一絶対の解釈などではありません。
卦・爻からヒントを得て、極端に言えば原文からも離れた自由な解釈（直感）
を展開していきます

一番勘違いしてしまいがちなのは四柱推命にしても易経にしても深く学べば先生に近づくと、ひたすら占術法の奥技を追い求めることです
もちろん、何より大切な事は継続していく事ですが、「占術」は全て、会話のための道具にすぎません
実践的に占いを上達させるためには、あなたの感性・直感と占術による鑑定結果を上手く組み合わせて会話を膨らませていく事です
スクールに通われてあったのなら、そのスクールで復習講座のようなものを通常より安い受講料でやっているかと思いますから、そこで刺激を受けながら自分の知識を確認し、後は日常的に著名人・友人・知人の誕生命式をみて、占い結果のみにこだわらずに、その命式からイメージを膨らませていく練習をされたらいいのではと思います